VDT作業が多い企業必見|見落とされがちな身体ケアの重要性

パソコンやタブレットを使ったVDT(Visual Display Terminals)作業は、現代のオフィスワークに欠かせないものとなりました。
企業側も、ディスプレイの配置や椅子・机の見直し、作業時間管理など、VDTガイドラインに基づいた環境整備を進めているケースが増えています。
しかしその一方で、「環境は整えているのに、肩こりや腰痛、眼精疲労を訴える従業員が減らない」「集中力や生産性が上がらない」といった悩みを抱える企業も少なくありません。
その原因の一つが、VDT対策において“身体ケア”が後回しにされがちであることです。
本記事では、VDT作業が多い職場で起こりやすい身体不調の実態を整理し、環境改善だけでは不十分な理由、そして企業として取り組むべき「身体ケア」の重要性について、分かりやすく解説します。
1. VDT作業が当たり前になった現代の職場環境
1-1. VDT作業とは何か
VDT作業とは、パソコンやディスプレイ、タブレットなどの情報機器を用いて行う作業全般を指します。
事務職や管理部門はもちろん、営業、企画、エンジニア、カスタマーサポートなど、多くの職種でVDT作業時間は年々増加しています。
特にテレワークやハイブリッドワークの普及により、1日の業務時間の大半を画面の前で過ごす従業員も珍しくありません。
1-2. 企業が進めてきたVDT対策の中心は「環境改善」
多くの企業では、以下のような対策を進めています。
- ディスプレイの高さ・距離の調整
- 椅子や机の改善
- 照明や反射対策
- 作業時間・休憩時間の管理
これらは確かに重要であり、VDT対策の基本でもあります。
しかし、これらの対策だけで従業員の不調が完全に解消されるケースは多くありません。
VDT作業による健康影響については、厚生労働省のガイドラインなどを踏まえ、ディスプレイ配置や作業環境の整備が重要とされています。
VDT作業における具体的な予防・対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
2. VDT作業で起こりやすい身体不調の実態
2-1. 表面化しやすい不調
VDT作業が続く職場では、次のような症状が頻繁に見られます。
- 肩こり・首こり
- 腰痛
- 眼精疲労・目のかすみ
- 頭痛
- 手や腕のだるさ
これらは一見すると軽度な不調に見えますが、慢性化すると業務効率や集中力に大きな影響を及ぼします。
特にVDT作業が中心の職場では、首や肩周りの筋肉が緊張しやすく、慢性的な肩こりを訴える従業員が多く見られます。
職場で起こりやすい肩こりの原因や予防・対策については、以下の記事で詳しくまとめています。
2-2. 見えにくい不調とプレゼンティーズム
特に問題となるのが、不調を抱えながら働き続ける状態(プレゼンティーズム)です。
- 欠勤はしない
- 業務はこなしている
- しかし集中力が続かない
- ミスが増える
- 疲労が抜けない
企業側からは見えにくいものの、生産性低下という形で確実に影響が出ています。
プレゼンティーズムについては、以下の記事で詳しくまとめています。
3. なぜ環境改善だけでは不十分なのか
3-1. 姿勢は「分かっていても維持できない」
正しい姿勢が大切だと分かっていても、長時間のVDT作業では自然と前かがみになり、首や肩、腰に負担がかかります。
人の身体は、意識だけで理想的な姿勢を長時間保ち続けられる構造にはなっていません。
3-2. 筋肉の緊張は環境では解消できない
椅子や机を変えても、すでに硬くなった筋肉や血流の滞りは自然には解消されません。
結果として、以下のような状態が続いてしまいます。
- 肩や首の筋緊張が蓄積
- 血行不良による疲労感
- 痛みやだるさの慢性化
3-3. 休憩=回復とは限らない
「休憩を取っているから大丈夫」と考えがちですが、休憩中にスマートフォンを見る、座ったまま過ごすといった行動では、身体は十分に回復しません。
特にVDT作業が中心の職場では、首や肩周りの筋肉が緊張しやすく、慢性的な肩こりを訴える従業員が多画面を長時間見続けるVDT作業では、眼精疲労や目のかすみ、頭痛といった症状も起こりやすくなります。
眼精疲労の原因や職場でできる予防策については、以下の記事で詳しく解説しています。
4. 企業が見落としがちな「身体ケア」という視点
4-1. 身体ケアとは何か
ここでいう身体ケアとは、単なるリラクゼーションではなく、
- 筋肉の緊張を緩める
- 血流を改善する
- 身体のバランスを整える
といった、仕事を続けるためのコンディション調整を指します。
4-2. 従業員任せのセルフケアの限界
ストレッチや運動を推奨する企業も増えていますが、
- 忙しくて続かない
- 正しい方法が分からない
- 個人差が大きい
といった理由から、セルフケアだけで十分な効果を得るのは難しいのが実情です。
5. VDT作業と相性の良い「企業内での身体ケア」
5-1. 職場でケアできることの価値
職場で身体ケアを受けられる環境があると、以下のメリットがあります。
- 移動時間が不要
- 業務の合間に利用できる
- 継続しやすい
5-2. 不調の「予防」と「悪化防止」
身体ケアを定期的に行うことで、以下のような効果が期待できます。
- 不調が重症化する前に対処できる
- 慢性化を防げる
- パフォーマンス低下を抑えられる

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6. 身体ケアがもたらす企業側のメリット
6-1. 生産性の維持・向上
身体が楽になることで、以下の変化が現れます。
- 集中力が続きやすい
- 作業効率が上がる
- ミスが減る
6-2. 従業員満足度・エンゲージメント向上
「会社が自分たちの健康を考えてくれている」という実感は、従業員の安心感やエンゲージメント向上につながります。
6-3. 離職リスクの低減
慢性的な不調は、離職理由の一つにもなり得ます。
身体ケアの導入は、長期的な人材定着にも寄与します。
7. VDT対策を「点」ではなく「面」で考える
7-1. 環境 × ルール × 身体ケア
効果的なVDT対策には、以下を組み合わせることが重要です。
- 作業環境の整備
- 作業時間・休憩ルール
- 身体ケアの仕組み
7-2. 健康経営・働きやすい職場づくりとの親和性
身体ケアは、単なる福利厚生ではなく、
- 健康経営
- 働きやすい職場環境づくり
- 生産性向上施策
の一環として位置づけることで、企業価値の向上にもつながります。
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まとめ
VDT作業が中心となる現代の職場では、ディスプレイや椅子の見直しといった環境改善だけでは、従業員の身体不調を十分に防ぐことはできません。
長時間同じ姿勢で作業を続けることで生じる筋肉の緊張や血流低下は、意識や休憩だけでは解消しきれず、放置すればプレゼンティーズムによる生産性低下につながります。
だからこそ、企業として「身体ケア」という視点を取り入れることが重要です。
職場で継続的に身体を整えられる仕組みを持つことは、従業員の健康維持だけでなく、集中力や業務効率、エンゲージメントの向上にも寄与します。
VDT対策を“環境整備だけの施策”で終わらせず、身体ケアを含めた総合的な取り組みとして見直すことが、これからの働きやすい職場づくりの鍵となるでしょう。

株式会社BE NOBLE 代表取締役、法政大学経営大学院特任講師、MBA(経営管理修士)
医療機関での勤務経験を活かし、ヘルスケア事業者の経営・集客支援、企業・法人向け健康経営支援事業を展開。
中小企業診断士/健康経営エキスパートアドバイザー/キャリアコンサルタント/産業カウンセラー/鍼灸師/柔道整復師など、多岐にわたる資格を保有し、幅広い視点からクライアントの課題解決に取り組む。
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